よりシステマティックに、よりアスリート的になってきている現代のサッカー。名監督マルセロ・ビエルサも「楽しさが薄れている」と話しており、予想を裏切るようなプレーが見られることは以前より少なくなった。

しかしながら、その中でも世界には驚くべき才能をピッチで表現できるドリブラーがいる。今回は『Give Me Sport』から「サッカー界で最も優れたドリブラー」のTOP5をご紹介する。

5位:ウスマヌ・デンベレ

クラブ:PSG

国籍:フランス

バルセロナでプレーしていたとき、あのチャビ・エルナンデスが彼のドリブルを高く評価した。リオネル・メッシやロナウジーニョとともにプレーしてきた男が「私のキャリアの中でもほとんど見たことがないクオリティだ」と言うのだから、デンベレの技術がどれほど素晴らしいかは明らかだ。

彼の魅力は、何と言ってもその予測不可能性にある。サッカー史上でも稀に見る両足の使い手であり、左右どちらに仕掛けてくるか、相手には全く読めない。さらに、そのシュート精度も高く、決定的なチャンスを確実にものにしてきた。

4位:ヴィニシウス・ジュニオール

クラブ:レアル・マドリー

国籍:ブラジル

2024年2月に行われたレアル・マドリーとジローナの試合で、ヴィニシウス・ジュニオールは密かに珍しい記録を成し遂げたという。

彼は対面したディフェンダーのヤン・コウトを何度もドリブルで抜き去り、1対1で6回も勝利を収めた。これはレアル・マドリーの歴史の中でも最多記録だったという。

4-0で敗戦後、涙を流すジローナのヤン・コウトを慰めたのはヴィニシウスだった。世界屈指のドリブラーは、対戦相手へのリスペクトを欠かさない振る舞いでも話題となった。