古巣との対戦に笑顔

当時拓殖大3年だった関根は、2023年5月にJ1柏レイソル加入内定を受けてから飛ぶ鳥を落とす勢いで上へ駆け上がった。

2024年シーズンに前倒しでプロ契約を締結し、リーグ戦31試合に出場を果たした。昨年のパリ五輪に臨むU-23日本代表に選出され、同年10月にはA代表に初招集された。

ジャパンツアー2戦目の相手は、プロデビューを飾った柏だ。関根は「一番楽しみにしています」と心待ちにしている。

クロスボールをヘディングで処理する関根(中央)

今季の柏はJ1で3位と上位で躍進しており、フランスで成長した姿を見せるのに格好の相手だ。

「(柏は)滅茶苦茶強いと思いますけど、オフに練習も入らせてもらって、一緒にみんなでやっているので、ある程度自分としては(柏の)やり方が分かっていると思う。レイソルは個の部分が強い選手が集まっていると思うので、1対1で抑えられれば、自分たちが優位に進められると思います。マッチアップするであろうウィングバックの選手を、僕が止められればいいと思います」と自信を見せた。

【インタビュー】J1柏レイソルDF関根大輝が進むプレミアリーグへの道「絶対にプロで通用しない」CBが日本代表のSBになるまで

スタッド・ランスのジャパンツアー2戦目は、30日午後7時に日立サッカー場で柏と対戦する。古巣との対決に燃える関根のプレーから目が離せない。

(取材・文 高橋アオ)

【Qolyインタビュー】NTTドコモに聞く『Jリーグワールドチャレンジ共催』の意義…招聘クラブには「Jリーグとドコモでオファー」