サッカーの移籍マーケットは華やかにメディアを彩るものだが、時にはクラブとサポーターの価値観が衝突し、大きな抗議や反発に繋がることがある。

今回は『Planet Football』から「ファンから大きな抗議や反発を受けてしまった取引や移籍の噂」をご紹介する。

ノニ・マドゥエケ

移籍:チェルシー→アーセナル

2025年夏、チェルシーに所属していたFWノニ・マドゥエケがアーセナルへと移籍することになり、5000万ポンドの違約金が動いた。

ただ、それに対してSNSでは#NoToMadueke(マドゥエケに反対)というハッシュタグがトレンド入りし、反対署名も4000件を超えるものが集まった。

さらにエミレーツ・スタジアムの周辺では壁画の破壊行為や「Arteta Out」の落書きが見られるなど、一部のファンから激しい批判が巻き起こった。

クリスティアーノ・ロナウド

移籍:マンチェスター・ユナイテッド→アトレティコ・マドリー(噂)

これは噂段階にあったものだが、報道に載った時点からアトレティコ・マドリーのサポーターは激しい不満を表明した。

2回目のマンチェスター・ユナイテッド在籍中に苦戦していたロナウドに対し、アトレティコ・マドリーのファンは「彼はクラブの価値観に合わない。しかも明らかに衰えている選手の契約は受け入れない」と声明を発表し、その取引に反対の意思を示した。

ロナウドは結局その夏はマンチェスター・ユナイテッドに残り、半年後にゴタゴタの末にサウジアラビアへと移籍していった。