セルヒオ・アグエロ

訴えたクラブ:バルセロナ

アルゼンチン代表FWで、マンチェスター・シティで契約満了になった後にバルセロナへ移籍したアグエロ。2021年夏の加入は大きな期待を集めたが、わずか5試合出場後に心臓疾患が発覚。シーズン中に惜しくも現役引退となった。

当初はクラブとの関係が良好に見えたものの、アグエロはその後、2021年の契約解除に際して「300万ユーロ(およそ2億6000万円)」の損害賠償を求めてバルセロナを訴えている。

理由は、現役を強制的に断念せざるを得なかったにもかかわらず、契約通りの補償がされなかったというもの。現在、その訴訟はスペイン国内で継続中だ。

カフー

訴えたクラブ:ローマ

1997年から2003年までローマで活躍したカフー。今回ピックアップしている訴訟は、引退後の2019年に関連する「イメージ権」の問題である。

カフーは、元スポンサーのカタール航空とのパートナーシップに関連し、プロモーション動画に出演した。しかしその出演料やイメージ使用料の支払いがなされなかったとし、「約1000万ポンド(約19億円)」の損害賠償を求めて2023年にクラブとスポンサーを同時に提訴した。

この背景には、2020年にクラブが「フリードキン・グループ」に買収されたことで、問題が新オーナーの知るところになっていなかったという事情も絡んでいるという。