現在韓国で行われているE-1選手権に出場している日本代表チーム。第1節は香港代表を相手にジャーメイン良の4ゴールもあって6-1と大勝し、好スタートを切っている。
そして、12日に開催される第2節で対戦する相手は中国代表。先日ワールドカップ予選での敗退が決定し、ジョルジェヴィッチ新監督を招聘したばかりのチームだ。
中国代表は第1節で地元の韓国と対戦し、0-3で敗北。『SOHU』が伝えたところによれば、この試合を終えたあとのトレーニングで大きな変化があったようだ。
ジョルジェヴィッチ監督は本来攻撃を重視する指導者で、常に4-2-3-1や4-4-2をベースとした戦術を組んできたという。
しかし韓国戦で敗れてしまったこと、そして次の相手が日本代表であるということから、現実路線に舵を切って守備的なシステムを導入することにしたそう。
中国代表のコーチングスタッフは日本代表の試合を見て「高い戦術的クオリティと優れた個人能力」を感じたとのことで、それに対応するためのプレーが必要になったという。
9日、そして10日に行われたトレーニングでは「選手同士の距離を可能な限り合理的な範囲に保つように指示されており、フィジカルやインテンシティ、反応速度に対する要求が厳しくなっていた」とのこと。
そしてシステムについてはディフェンダーを5枚配置した5バックシステムに変わっていたとのことで、守備的なプレーからのカウンターを狙う可能性が高いとか。
ただ、記事のコメントでは「GKは3人必要だ。残りの選手はゴール前で壁を形成しないと」「なぜ我々はいつも守備のことばかり考えるのか。中国サッカーが発展できないのは、勝ち負けにこだわりすぎるからだ。攻撃的なサッカーこそ生き残る道だ」などと書かれており、ファンも韓国戦での大敗でやや弱気になっているようだ。
なお、E-1選手権の日本代表対中国代表の試合は12日の19時35分にキックオフを迎える予定となっている。