5月6日に中国の内モンゴル自治区にある街フフホト市で開幕したAFCフットサル女子アジアカップ。
歴史上初開催されるFIFA女子フットサルワールドカップ2025の予選を兼ねた大会とあって、これまで以上に大きな注目を集めるイベントとなった。
日本代表チームはグループステージの第1節と第2節でインドネシアとバーレーンに連勝し、決勝トーナメントに進出。ただ第3節でタイに敗れて2位になってしまったため、準決勝でイランとの試合に臨まなければならなくなった。
イランはこれまでのAFC女子フットサルアジアカップを2連覇している絶対王者であり、その2大会どちらも日本は決勝で敗れて準優勝に終わっている。
その「宿敵」とワールドカップ出場権をかけたビッグマッチを戦うことになった日本は、前半2分に筏井りさ(SWH西宮)が先制点を奪う好スタートを見せる。
さらに高橋京花(アルコ神戸)が追加点を決め、早い段階で2-0とリードを広げるという理想的な展開となった。
中心メンバーの江川涼が負傷離脱したり、攻め込まれる中で1点を返されてしまうという苦しい状況もあったものの、29分に宮原ゆかり(バルドラール浦安)がゴールを決め、再びリードを広げることに成功。
その直後にまた1点差に詰め寄られたが、試合はそのまま3-2で終了。日本女子フットサル代表は、これまで苦杯を嘗めさせられてきたイランを相手に勝利を収め、初開催のワールドカップへの出場権を獲得した。
決勝戦については日本時間の17日21時から行われる予定となっており、相手はグループステージでの対戦で敗れたタイ代表に決定している。試合についてはこれまで通りAFCの公式YouTubeでライブ配信される予定だ。