今シーズン開幕後にユールゴーデンからガンバ大阪に加入したFWデニス・ヒュメット。エンジンがかかるまで時間がかかったが、この3試合で2ゴール1アシストと活躍し、ようやくJリーグに適応を見せている。
ヒュメットは火曜日の浦和レッズ戦で勝利を収めた後に『fotbollskanalen』のインタビューに応え、以下のように話していたという。
「レッズはリーグで最も好調なチームだったし、5連勝中だった。だから敵地で勝つのは大変な仕事だったよ。だからとても満足しているし、我々も3連勝になったから気分が良いね。
新しいクラブに行ったときはスタートが重要だ。2つの良いゴールを決めて、自分の能力を試合で発揮することができた。クラブやサポーターはそれをできるだけ早く見せてほしいと望んでいるが、時間がかかることもある。一生懸命努力するのは好きだ。
日本の選手の能力も、Jリーグのレベルも、信じられないほど高いものだよ。とっても興味深いコンペティションだ。試合はオープンで、ヨーロッパのリーグのように明確な優勝候補はなく、均衡している。
間違いなくスウェーデンよりもレベルは高い。サッカーのペースは速く、よりフィジカル的な戦いが求められる。日本の選手の大多数はスピード、フィジカル、技術に優れている。日本代表チームが成長していて、ヨーロッパの強豪チームに対しても強さを見せていることも理解できるよ。
文化、伝統、テクノロジーなど、あらゆる面で興味深い国だと感じていたから、日本に行きたいと思っていた。印象的なのは、すべての人々がとても礼儀正しく、丁寧で、理解力に優れていることだ。とても素敵で清潔で、秩序が保たれている。今のところ全く不満はないよ。
ガンバ大阪に移籍したことはキャリアで最も難しい決断だった。後ろ髪を引かれる思いでユールゴーデンを後にしたが、同時に満足感も抱いていた。ガンバ大阪のようなビッグクラブが僕に興味を示してくれて、多額の資金を投資してくれたのだからね。
昨年ガンバ大阪は4位だった。素晴らしいチームと素晴らしいスタジアムがあり、3万人の観客でほぼ満席になる。クラブが求める目標については100%分かっていないが、トップ5かトップ3だ。だったら挑戦してみないとね。このリーグではそれぞれの試合が様々な展開を見せるし、優勝候補はいないんだから」
ヒュメットはガンバ大阪の本拠地パナソニックスタジアム吹田の雰囲気やJリーグのレベル、日本の環境にとても感銘を受けているようで、優勝候補がいないという特徴も印象的だったようだ。