今シーズンのスコティッシュ・プレミアシップにおける年間最優秀選手賞(POTY)に輝いた日本代表FW前田大然。
リーグでは32試合に出場して16ゴール10アシストを決めており、古橋亨梧がレンヌへと移籍したあとはウイングからストライカーへのコンバートにも対応。チームの穴を埋める活躍を見せ、リーグ優勝に大きく貢献している。
そのためイングランドなど様々なビッグクラブが彼の獲得を検討しているとも言われており、セルティックは引き留めのために契約を更新しようとしていると伝えられてきた。
『Onefootball』によれば、前田はその契約更新の噂について以下のように話していたとのこと。
「はい、監督から契約更新の話はありました。ただ、今シーズンの試合はまだ残っているので、そこに集中したいと思っています。
スコティッシュカップの決勝が残っていますし、あまり先のことを考えたくはないんです。今に集中したい。
これだけのゴールを決めるのは簡単なことではないと分かっていますし、来シーズンの目標などについても考えたくはないんです。そうすれば、最終的には何かを達成できるかもしれません」
先日のレンジャーズ戦の前には出産のために日本へと一時帰国し、さらにスコットランドへと戻ってすぐにプレーするという離れ業を見せた前田。それについては以下のように話していたとのこと。
「時差と移動のために大変でした。行き来にかなり時間がかかりました。だから残りのシーズンはこちらに残るつもりです。日本に戻ったときは子供が生まれると思っていたけど、結局はまだ生まれていないんです。だからちょっと旅は難しいことになりました。
ただ、それでも監督は僕を起用してくれました。彼の信頼には感謝しています。あの時は体力的に厳しかったから、ほとんど何もできなかった。しかし、今季の僕たちの努力が実を結んで、リーグ優勝を果たすことができました。本当に嬉しかったです」
なお、POTY受賞の感想については「外国人選手がこの賞に輝くのは難しいですし、本当に感謝しています。僕はスーパースターでもなんでもないですが、同じ選手たちに投票してもらえて本当に嬉しい」と話していたそう。
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主役になるようなタイプではない外国人でありながら、選手の投票によって年間最優秀選手賞に選ばれたことが嬉しかったという。