チームが長期的な成功を収めるには、ゴールキーパーとして頼りになる存在が不可欠である。守護神のプレーが不安定であれば、チームが高みに登ることはない。それほどの影響力があるポジションであり、決して軽視することはできない存在だ。
今回は『GMS』から「いま世界で最も優秀なゴールキーパーランキング」のトップ10をご紹介する。
エデルソン
クラブ:マンチェスター・シティ
国籍:ブラジル代表
足技やキックを武器とする現代的なゴールキーパーの草分け的存在。2017年にベンフィカからマンチェスター・シティに加入してから、グアルディオラ監督が求めているビルドアップの質を極めて高いものに変化させた。
2024-25シーズンも公式戦34試合出場で47失点、10回のクリーンシートを記録。正確無比なロングパスでチャンスを作り、シュートストップで多くのピンチを防ぐ「守備の司令塔」だ。
マイク・メニャン
クラブ:ミラン
国籍:フランス代表
ドンナルンマが退団した後のミランを託されたフランス代表GK。2021-22シーズンに17クリーンシートを達成し、セリエAの最優秀GKを受賞した。そして今季も49試合出場、54失点、14回のクリーンシートと見事な成績だ。
俊敏な反応と読みの深さを武器に、ミランの守備陣の背後をカバー。PKストップや1対1での鋭い飛び出しも武器で、ロリス引退後のフランス代表でも重要な存在となった。
ヤン・ゾマー
クラブ:インテル
国籍:スイス代表
ドイツで長く実績を積み重ね、ベテランとなってから渡ったイタリアで再ブレイクを果たしたスイス代表の守護神。2023-24シーズンのセリエAでは18回のクリーンシートを達成し、大きな話題を集めた。
素晴らしい安定感と冷静さ、鋭い反射神経を生かしたシュートストップ、ペナルティーエリアでの敏捷性と機動力。イタリアで圧倒的な力を見せるインテルに欠かせない砦となっている。
グレゴール・コベル
クラブ:ボルシア・ドルトムント
国籍:スイス代表
2021年にシュトゥットガルトからボルシア・ドルトムントへと移籍し、急激にその実力を世界に示していったスイス代表のゴールキーパー。2023-24シーズンのチャンピオンズリーグでは6回ものクリーンシートを達成した。
194cmという長身ながらも反応速度はピカイチで、空中戦での競り合いや一対一での強さも備えている。まだ27歳と若いこともあり、選手としての価値もかなり高まっている。