食野亮太郎、小田裕太郎、田川亨介らがプレーしたスコットランドのハーツは、19日にスコティッシュカップ準決勝でアバディーンと対戦する。
小田ともプレーしたハーツFWエルトン・カバングは、今季チームトップの得点を叩き出している27歳のアタッカーだ。
『BBC』によれば、彼はオランダのヴィレムⅡに所属していた2020年に新型コロナウイルスに感染し、重篤な状態に陥ったという。
嗅覚を失い、筋肉痛と疲労感に襲われると、吐血して集中治療室へ…窓から母親が見つめているのを覚えているそう。
「16日間も昏睡状態だった。肺が感染症に侵されていたので16日にもなったんだ。
病院に着いた時に体調が最悪だったのを覚えているけれど、目覚めたらゼロだった。人生で最も辛い時期から立ち直ろうと必死だったね。
あらゆることについて考えるのはいいことではないけれど、自分の経験をシェアする。恥ずかしくはない」
肺感染症に苦しみ、死にかけたそう。ベルギー生まれの彼はコンゴにもルーツを持つが、昏睡状態を経て、より信仰心が深まったとか。
ハーツが決勝に進出した場合、セルティックとセント・ジョンストンとの勝者と対戦する。