1994年のワールドカップにも出場したアルゼンチン代表DFフェルナンド・カセレスが、深刻な状況に陥っているようだ。
フェルナンド・カセレスは1969年生まれの51歳。アルヘンティノス・ジュニオルスでデビューした後リーベル・プレート、レアル・サラゴサ、ボカ・ジュニオルス、バレンシア、セルタなどでプレーした選手だ。
アルゼンチン代表でも24試合に出場し、2度のコパ・アメリカも経験している名選手であった。
彼は2007年に現役を引退しているが、その2年後に車を運転中に強盗被害に逢い、頭部を拳銃で撃たれるという事件に遭遇してしまった。
しかし8週間もの間人工的な昏睡状態に置かれた後で奇跡的な回復を見せ、顔面が変形してしまうほどの状態から復活する奇跡を起こしていた。
【動画】2012年、古巣サラゴサを訪問した車椅子のフェルナンド・カセレス
その後はスポーツを通して貧しい人々を支援するためのフェルナンド・カセレス・フットボールクラブを立ち上げるなど様々な仕事を行ってきたが、先日突然健康状態が悪化したとのこと。
現在再び薬物投与によって人工的な昏睡状態に置かれており、集中治療室で状態が監視されているという。