今月2日、一般社団法人日本テックボール協会は、2024シーズン限りで現役を引退したサッカー元日本代表FW柿谷曜一朗がPAT(プレイングアンバサダーオブテックボール)に就任したと発表した。
柿谷は今回のプレイングアンバサダー就任を通じて、日本におけるテックボールの普及と協議の発展に貢献していくという。
テックボールとは、ハンガリー発祥のサッカーボールを用いた卓球のようなスポーツで、曲面の専用テーブル「テックテーブル」の上で対戦する。
ルールは非常にシンプルで、下記のような縛りがある。
・3タッチ以内に相手に返す
・2回連続で同じ部位でボールに触らない
・2回連続で同じ場所にボールを打ちこまない。
1セット12点先取を3セット行い、2セットを取った方が勝ちとなる。
柿谷は同協会の公式ホームページを通じて下記のコメントをしている。
「今まで、様々な子供とのサッカーイベントに参加してきた中で、パスが好きな子供、キックが好きな子供、シュートが好きな子供といろんな種類の子供を見てきました。その中で多く感じたのは、『子どもが自分にボールがある時に楽しいと感じている』ことです。しかし、サッカースクールやイベントでは試合形式が多く、限りある時間の中で、実力がある子ども達が長い時間ボールを触ってしまい、ボールを触る時間が短くおもしろくないと感じている子どもがたくさんいるように感じていた。テックボールでは常に『一人一人が主人公になれる』ので、サッカーが上達する事はもちろん、楽しいと感じられるスポーツだと思います。テックボールは、サッカーに必要な技術向上の要素がたくさん詰まっていることに加えて、プレーを楽しんでもらえると思う。僕が本来1番大事にしている『サッカーを楽しむ』ということに加え、子供達にサッカーだけでなく『身体を動かすことの楽しさ』も伝えることができると思う。今後は、テックボール選手になりたいなどの新たな子供の夢のサポートもできると思います。最後に、この度、僕自身も実際にテックボール選手としてプレーしながら活動できるプレイングアンバサダーに就任させていただき、大変光栄に思います」
1日には自身のインスタグラムで現役復帰をにおわせていた柿谷。
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Jリーグや日本代表では華麗なテクニックで観客を魅了してきたが、今度はテックボールという新たな球技で魅了してみせる。