サンフレッチェ広島は8日、3月5日(水)に行われたAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)準々決勝第1戦のライオン・シティ・セーラーズ戦において、FWヴァレール・ジェルマンが試合に出場したことについて、アジアサッカー連盟(AFC)より懲罰処分を受けたと発表した。

日本勢で唯一ACL2に参戦している広島。順調に準々決勝まで駒を進め、ライオン・シティ・セーラーズとの第1戦でもホームで6-1の大勝を収めた。

ところが、この試合で途中出場し、チーム5点目を決めたジェルマンに関して、試合後に出場資格がない可能性が浮上。

ジェルマンは前所属のマッカーサーFCにて、2024年3月11日にAFC規律・倫理委員会により決定されたAFCクラブ競技会における3試合の出場停止処分を受けており、これが未消化だったにもかかわらず試合に出場していた。

AFCは調査を経て、以下の懲罰処分を広島に下している。

・AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25 ノックアウトステージ 準々決勝第1戦ライオン・シティ・セーラーズ戦を没収試合(0-3の敗戦)として扱う
・罰金USD1,000(およそ15万円)
・準々決勝における参加報酬USD160,000のうちUSD80,000(およそ1200万円)の支払いを行わない

クラブからのコメントは以下の通り。

「今回の事案について確認が不十分であったため、出場停止対象者を出場させてしまったことについて、皆様に多大なご心配、ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。

今後このような事態が起きぬよう、再発防止に努めると共に、関係各所と連携して取り組んでまいります」

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サンフレッチェ広島は12日(水)、3点のビハインドを背負い、アウェイの地シンガポールでライオン・シティ・セーラーズとの準々決勝第2戦を戦う。

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