中国で行われているU20アジアカップが佳境を迎えている。

U-20ワールドカップのアジア予選も兼ねた重要な大会で、開催国である中国の敗退が決まった。

U-20中国代表は、22日の準々決勝でサウジアラビアと対戦。ボール保持率では6割近くを記録するなど有利に試合を進め、後半10分すぎにPKのチャンスを得るも決められず。すると後半アディショナルタイムに痛恨の失点を喫して、0-1で敗れた。

準決勝に進出すればW杯出場が決まっていただけに、選手たちは試合後に号泣…。中国は2005年以降、U-20W杯出場から遠ざかっている(当時はFIFAワールドユース選手権)。

『Xinhua』は、こう伝えていた。

「雨の中、中国のファンは泣き、U-20中国代表の選手たちも泣いた。地面に倒れ、なかなか起き上がれない選手もいた。

夢は目の前で打ち砕かれた。この痛みは長く続くかもしれない。なぜなら、このチームは近年最高のU-20代表だったからだ。才能ある有望なスター選手を多く擁して、地元で魅力的な現代サッカーを展開した。

適切な時期、適切な場所、適切な人材に恵まれている彼らは全力を尽くした。しかし、これが競技スポーツの残酷さだ。一生懸命努力すれば望む結果が得られるわけではない。

20年間待ち望んできた中国のファンは、若い選手たちにも期待し、次のU-20W杯を待つことができる。しかし、今日ピッチに立った中国の新星たちにとって、U-20W杯の舞台を一度逃すと、その悔しさを埋め合わせる機会は決してないだろう」

また、デヤン・ジュルジェヴィッチ監督は「これがサッカーだ。時には運が足りないこともあるが、どうすることもできない。我々は勝利に値した。選手たちにはとても満足している。彼らは全力を尽くした。事前にあらゆる状況に備えていたが、彼がPKを失敗するとは予想していなかった。リュウ・チェンギュはいい選手で、中国代表の重要な一員になるはずだ。彼は最初のPKキッカーであり、変更することはできなかった。PKを蹴るのは彼の責任だから」と述べていたそう。

帰化して中国代表になった反則助っ人7人

U-20日本代表は準々決勝でイランと対戦。試合は17時15分からDAZNで放送される。

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