今季の開幕前にAZアルクマールからサウサンプトンへと移籍した日本代表DF菅原由勢。

当初はプレミアリーグで初ゴールを決めるなど活躍を見せたものの、その後は徐々に出番が乏しくなっており、監督交代後は先発出場の機会が3回しか与えられていない。

またサウサンプトンも結果が出ておらず、残留圏内までの勝点差が10まで広がっている。菅原はキャリアで初めての降格を経験する可能性が高まっている状況だ。

今回その菅原が『Daily Echo』のインタビューに答え、初めてのイングランドでの経験を以下のように話していた。

「結果にも自分のパフォーマンスにも全く満足はしていない。最初の10試合を終えた時には『大丈夫、プレミアリーグでプレーできる』と感じていたけどね。自分の実力を発揮して、印象を残すことができると思っていた。ただ、その後は難しい状況になってしまった。

ラッセル・マーティン前監督が解任されて、イヴァン・ユリッチ新監督がやってきた。我々は試合に勝てなくなっていたし、僕にとってもチームにとっても良い状況ではなかった。

どんどん上手くなろうと努力はしているが、先発でプレーできないこともある。それは自分にとって良くないことだけど、とにかく一生懸命頑張り続けて、もっといい選手になろうとしているよ。

毎日走って、練習を続けている。試合に出られなかったら、その次のゲームでは数分でも良いからプレーできるようにしたい。毎日毎日、一歩ずつ前進している。

でもプレミアリーグは簡単なものではない。世界最高のコンペティションだと思っているので、そこに適応しなければいけない。

ラッセル監督の下、4バックのシステムでボールを回しながらプレーするのはいい感触だったけど、結果が出なければ何かを変えなければいけなくなるものだ。

それから試合ごとにいろいろなものが変えられていった。時には簡単ではないと感じることもあったし、多くのことを学ばなければならないと思った。

新しい監督が来て、すべてが変わった。僕も彼のことを知ろうと努力しなければならなかったし、新しいスタイルにすぐに適応するのは簡単なものではない。ただ、今は慣れてきているよ」

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サウサンプトンの状況が安定しない中、菅原は細かく変化するものに適応しなければならず、監督交代やシステムチェンジもあって難しい立場になっていたようだ。

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