マンチェスター・シティと日本のビールブランド「スーパードライ」のスポンサー契約を巡る商標権侵害の裁判が和解に達したとのこと。
『retail-insight-network』によれば、そのため火曜日に予定されていたロンドン高等法院での審理は中止されたそうだ。
この裁判がスタートしたのは昨年1月。2023年夏に発表されたマンチェスター・シティのトレーニングトップが対象となった訴えであった。
マンチェスター・シティは2023-24シーズンに向けて日本のビールブランド「スーパードライ」と契約を結び、そのロゴを胸に描いていた。
それに対して訴訟を起こしたのが、イギリスに拠点をおいているアパレルブランドの「Superdry 極度乾燥(しなさい)」だった。
Superdry 極度乾燥(しなさい)はこの「スーパードライ」のロゴがブランドを混同させる可能性があるものだとして、マンチェスター・シティがそれを使用することを差し止めるとともに、商標権侵害での賠償金を支払うよう求めていた。
それから長く裁判が行われてきたが、今回それが和解の合意に至ったと伝えられた。
記事によれば、その和解条件については明らかにされておらず、コメントも発表されていないため、金銭的な取引があったのかどうかも不明であるという。
「スーパードライ」を展開しているアサヒビールは、2003年には逆にSuperdry 極度乾燥(しなさい)を相手取って商標権侵害の訴えを起こしたことがあるが、その際には商標登録の阻止に失敗している。