サッカー選手にとってキャリアを左右する大きな負傷となる「前十字靭帯断裂」。マンチェスター・シティの中心選手だったロドリもそれに苦しんでいる状態だ。
今回はそんな「前十字靭帯断裂」を経験しながら、「リハビリを経て完全復活を遂げた」5選手を特集する。
アラン・シアラー
断裂したときに所属していたクラブ:ブラックバーン・ローヴァーズ
国籍:イングランド
イングランドの歴史上最高のストライカーとして知られているアラン・シアラー。彼が前十字靭帯を断裂したのはサウサンプトンからブラックバーン・ローヴァーズに移籍して間もない1992年だった。
12月のリーズ・ユナイテッド戦で負傷した彼はシーズンを棒に振り、長いリハビリを経験することになった。
しかしそれから復帰したあとはストライカーとしての才能を更に開花させ、1994-95シーズンのプレミアリーグ優勝に大きく貢献。さらに愛する地元のニューカッスル・ユナイテッドに戻り、長く得点を量産し続けた。
フィルヒル・ファン・ダイク
断裂したときに所属していたクラブ:リヴァプール
国籍:オランダ
世界最高のセンターバックとしてリヴァプールをプレミアリーグ優勝に導いたファン・ダイク。2019年から2020年にかけてチャンピオンズリーグ制覇など多くのタイトルに貢献した。
しかしながらエヴァートンとのマージーサイド・ダービーでGKジョーダン・ピックフォードと接触したことで前十字靭帯を断裂し、長い欠場を余儀なくされた。
復帰からまもなくはパフォーマンスが上がらず苦しんだものの、ケガから数年が経過して徐々に復活。この2年間はかつてのパフォーマンスをようやく取り戻したといえる活躍を見せている。