インドネシアとの対戦を控える日本代表。13日の練習後には、およそ1年ぶりに代表へ復帰したFW古橋亨梧(セルティック)が取材に応じた。

話を聞いたのは『DAZN』で解説者を務めている元日本代表の佐藤寿人。直前でそれに気づいた古橋が「おぉ」と驚きの声をあげる場面もあった。

冒頭、佐藤から「おかえりなさい」と言われ、「ありがとうございます」と深々と頭を下げた古橋。

復帰については「率直に嬉しいですし、今いい調子にあると思います。その調子の流れを変えないように、いい勢いをもっていけるように自信をもって来ました。プレーすればゴールを決められるように頑張りたいです」と喜んだ。

インタビュアーの佐藤は、Jリーグ通算220得点(歴代1位)をあげた稀代の点取り屋。小柄ながらライン際で勝負するスタイルは古橋に通じるところがある。

その佐藤もまた所属クラブで結果を残しながら日本代表では満足なプレータイムを得られず、31試合4得点に終わった。

それだけに佐藤は、「『嬉しい』という言葉がありましたが、同じFW出身として1年ぶりの招集に悔しさもあったんじゃないかと思います」と思いを重ね、「ヨーロッパでこれだけの結果を残してきてなかなか代表に呼ばれない。そういった悔しさ、それをエネルギーに変える思いがあれば聞かせてください」と質問を投げかけた。

すると古橋は「そうですね」と反応し、率直な思いを口にした。

「言っていただいた通り、さっきは『嬉しい』と言いましたけどもちろん毎回毎回選ばれなかったのは悔しい想いもありました。

それが頑張る糧になったというか、出ている選手たちを見てすごく刺激をもらっていました。(それで)僕の中で『また選ばれたい』『またみんなと一緒にプレーしたい』という気持ちがより強くなったので。いい刺激だったなと思います」

招集外はおよそ1年に及んだ。外から日本代表をどう見ていたかとの問いには「厳しい戦いが続く中で出ている選手と出ていない選手が一つになって勝ちにいく姿勢はすごく刺激になりました。やり方を変えながらも結果を残しているのはすごいなと思っていました」と返答。

今回どんなプレーを見せたいかとの質問には「僕はFWなので。ゴールに向かう姿勢だったり、相手がブロックを敷いてきた時に狭いスペースでも駆け引きをしてゴールを狙える存在だと思う。そこを見てほしいなと思います」と自信をのぞかせていた。

最後に佐藤から「素晴らしいゴールを期待しています」とエールを送られると、古橋は「ありがとうございます。頑張ります」と固い握手をかわしながら何度も深々と頭を下げていた。

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