ファンは温かく迎えてくれた

7月下旬に伊東が所属するスタッド・ランスはジャパンツアーを開催し、J1ジュビロ磐田、J2清水エスパルス、J1・FC町田ゼルビアと対戦した。来日した伊東は、ファンが温かく迎えてくれた出来事を印象的に覚えていた。

――スタッド・ランスで日本ツアーをやったときの反応はいかがでしたか。記者、観客の反応です。

ファンの方たちはみんな温かく迎えてくれました。記者の方たちも普通に、“普通の方々”だったので大丈夫でした(一同爆笑)。

――体調もすごく良さそうですね。

いまはそうですね。日本ツアーで結構ハードにやって、ちょっと休んでいい感じで入れたと思います。チームもそこまで悪い状態じゃなくて、個人としても(合流前の)最後に点を取れてこっちに来れたんで良かったと思います。

――前回の最終予選(前々回は2016年9月1日にUAEに1-2、前回は2021年9月2日にはオマーンに0-1)。いまでも忘れないぐらいすごかったと思いますけど、その経験を踏まえて今回最終予選で自分の役割、チームでやるべきことはどう思いますか。

前回も初戦を落としています。それで自分たちで難しくしたアジア最終予選だったと思う。今回はアジア最終予選、1戦目からしっかり勝っていい状態で臨んでいければよりいいかなと思う。わざわざ追い込まれにいく必要はないかなと思います。

長谷部誠コーチ(右)の指導を受けた伊東

――その追い込まれたときに伊東選手が助けてくれました。

それは自分のやるべきことをやっただけです。ゴール、アシストは自分が1番やらなきゃいけないことだと思う。それが上手くできてチームを勝たせられて良かったと思っています。