U-20日本女子代表は2日、コロンビアで開催されているU-20女子ワールドカップの初戦でニュージーランドと対戦し、7-0と大勝。白星スタートを飾った。
2018年、南萌華や長野風花、宮澤ひなたらを擁して同大会を初制覇した日本。コロナ禍を経て行われた2022年の前回大会も決勝へ進出したが、スペインに1-3で敗れ準優勝に終わっている。
覇権奪還を目指す今大会。日本はパリ五輪に出場した藤野あおば、浜野まいか、谷川萌々子、古賀塔子の4選手も出場が可能な世代だが招集は見送られた。
狩野倫久監督のもとチームは4-4-2のシステムでスタート。GKは大熊茜。DFは右から柏村菜那、キャプテンの林愛花、米田博美。佐々木里緒。
中盤の底に大山愛笑と小山史乃観、サイドは右に松永未夢、左に氏原里穂菜が入り、2トップでは笹井一愛と土方麻椰が組んだ。
試合は開始から日本がボールを支配し、16分に松永の鋭いクロスをニアへ入り込んだ土方が足先で合わせて先制。今年のU20女子アジアカップで得点王に輝いた20歳が幸先よく今大会初ゴールを記録した。
24分、どこか痛めたのか氏原が早間美空と交代でピッチを下がると、ボールを握るものの攻めあぐねていた日本はシステムを4-2-3-1へ変更。土方を右サイドに出し、松永がトップ下に入った。
これで相手のギャップを突きやすくなった日本は、38分に小山のスルーパスで抜け出した土方が角度のないところから2点目を決めると、その後も45分に笹井、アディショナルタイムに大山が追加点を挙げた。
日本は後半から米田と松永に代えて岡村來佳と角田楓佳を投入。60分に早間が右サイドから見事なパスをゴール前へ送り、小山が流し込んで5-0とすると、狩野監督はGK大熊に代えて岩崎有波をピッチへ送り込む。
その後も、早間の強烈なミドル弾、セットプレーの流れから笹井のボレーでリードを7点に広げた日本。初戦で多くの選手に出場経験を積ませ、後半には3バックの形も試したうえで完勝スタートを飾っている。
日本は次戦、5日(木)にガーナと対戦する。