かつてフランス・リーグアンを席巻し、当時前人未到の7連覇を達成したことで知られるリヨン。

ジュニーニョ・ペルナンブカーノら数々の名選手を擁し、2001-02シーズンから2007-08シーズンまで優勝を続け、フランス全土で有数の人気を誇るクラブに成長した。

しかし近年は経営面で苦しい状況が続いており、2022年末にジャン・ミシェル・オラス氏に変わってオーナーとなったジョン・テクスター氏の下で不安定な立場になっている。

この夏には8名の選手を1億3500万ユーロ(およそ218.6億円)を費やして獲得した一方、リーグの財務を管理するDNCGから「8月31日までに1億ユーロを調達すること」を命ぜられていた。

ただ『L'Equipe』の報道によれば、リヨンはこれまで2425万ユーロ(およそ39.3億円)しか調達することができておらず、残り8日で7500万ユーロ(およそ121.4億円)以上が必要な状況になっているそう。

そのためリヨンは現在所属している選手に対して「全員が売却対象となっており、適切なオファーが来た場合は交渉を行う」と説明したとのこと。

最悪の「喧嘩別れ移籍」7選

リヨンは今夏ミカウターゼを1850万ユーロ(およそ30億円)、アーネスト・ヌアマーを2850万ユーロ(およそ46.1億円)、ムサ・ニャカテを3190万ユーロ(およそ51.6億円)、オレル・マンガラを2340万ユーロ(およそ37.9億円)、サイード・ベンラハマを1440万ユーロ(およそ23.3億円)で買っている。

一方、売れたのはジェイク・オブライエンの1950万ユーロ(およそ31.6億円)、スケリー・アルヴェロの480万ユーロ(およそ7.8億円)のみで、既存の選手を思ったように現金化できなかったことが原因であるようだ。

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