オランダでは盟主アヤックスがリーグ最下位に沈んだが、フランスでも名門リヨンが最下位に喘いでいる。

代表クラスの選手もいるなか、今季は0勝3分6敗とリーグ唯一の未勝利と絶不調。そうしたなか、29日に行われるはずだったマルセイユ戦の試合前に事件が起きた。

リヨンのチームバスが敵地ヴェロドロームに到着する際、フードを被った100人ほどのグループが襲撃を試みた。

投石されたバスは窓ガラスが破壊されるなどの被害を受け、リヨンのファビオ・グロッソ監督とアシスタントが顔面を負傷。

『RCM』によれば、流血したグロッソ監督は12針縫う怪我を負ったという(当たったのはビール瓶かビール缶という話も)。

その後、試合中止が決定。リヨンDFデヤン・ロヴレンは「今夜バスのなかで監督と僕らに起きたことは計り知れない。本物のファンたちのことは尊敬しているが、今日のは違う。重傷を負わせるという明確な意図があった」とのメッセージをXに投稿。

また、仏スポーツ大臣のアメリ―・ウデア=カステラ氏も「(試合中止は)正しい決断だった。まったくもってゾッとする。憎悪に満ちた行為。サッカーやスポーツの価値を否定するような愚かな行為には呆れる。犯人は即特定され、厳しく罰せられなければならない」と断罪している。

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地元警察は投石容疑がある2人を含めた7人を逮捕。投げたのはマルセイユ側のサポーターとされており、リヨンは損害賠償請求を起こす見込み。

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