株式会社札幌ドームは19日、大和ハウス工業株式会社(大阪府大阪市)と、北海道コンサドーレ札幌のホームスタジアムである「札幌ドーム」のネーミングライツ契約を締結したことを発表した。

2001年6月に開場し、北海道におけるスポーツの中心地として存在感を放ってきた札幌ドーム。

しかし、北海道日本ハムファイターズが2023年より本拠地をエスコンフィールドHOKKAIDO(北広島市)へ移転。NPBはレギュラーシーズンだけでホームゲームが年間71試合あるためその穴をなかなか埋められず、2023年度は想定の倍以上となるおよそ6億5千万円の赤字を記録した。

ネーミングライツに関しては今年1月9日~29日に募集が行われたが、「年額2億5千万円以上」という条件では応募がなく、募集期間を無期限延長。その中で今回、2~4年という希望とも合致する形で、大和ハウス工業との契約にこぎつけた。

契約期間は2024年8月1日から2028年7月31日までの4年間。契約金は非公表とのことだ。

注目の名称は「大和ハウス プレミストドーム」に決定。プレミストは大和ハウス工業が2007年より供給する分譲マンションに付しているブランド名で、『愛され続ける場所になる。』がブランドコンセプトとなっている。

以下は関係者のコメント。

大和ハウス工業株式会社 代表取締役社長 芳井敬一氏

「当社は、2007年にマンションブランド「プレミスト」を誕生させ、基本性能や快適性、安全性、管理体制などを追求し、快適な暮らしを提供するとともに、付加価値が高く、地域への貢献を目指したマンションづくりを行っています。これまで札幌を中心に北海道エリアでは、1万戸を超える分譲マンションを供給してまいりました。そのような中、「札幌ドーム」のネーミングライツスポンサーとして、2024年7月19日にパートナーシップ契約をさせていただくことになり、大変嬉しく思います。今後は、(株)札幌ドームと連携し、スポーツや様々なイベントを通じて、「大和ハウス プレミストドーム」がもっと地域の方々に親しんでもらえる施設となるよう努めてまいります。」

株式会社札幌ドーム 代表取締役社長 山川広行氏

「当社は、「札幌ドーム」の設置目的である「スポーツの普及振興」「市民文化の向上」「地域経済の活性化」に寄与するために、新たな収入の確保を目指し、2024年1月9日からネーミングライツ(施設命名権)の募集を始めました。そのような中、住まいづくり、社会づくり、暮らしづくり等を事業領域とする大和ハウス工業(株)から応募があり、今日の契約締結を実現することができました。「皆さまに親しまれる地域のシンボル」となることを目指す当社にとって、非常に心強いパートナーに恵まれたと感じており、大変感謝しております。8月1日から、「札幌ドーム」は「大和ハウス プレミストドーム」として新たに出発いたします。「大和ハウス プレミストドーム」が皆さまに愛される場所となれるよう、イベントを数多く開催し、良い発信をしていくために、最大限の努力をしていく所存でございます。」

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北海道コンサドーレ札幌の「大和ハウス プレミストドーム」でのファーストゲームは、8月10日(土)14時から行われるJ1第26節のアビスパ福岡戦となる。

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