「相手のベクトルが見極められなかった」柴田監督の後悔
また、2点のビハインドで迎えたハーフタイムで後半に向けての指示については以下のように説明していた。
「2点差というのはサッカーで非常に難しいものだと言われています。こちらがゴールを取れれば、滋賀さんも少し勢いがなくなってくるかな…ということもあったので、『次の1点が大事だ』と後半に送り出しました。
前半は攻撃のところで少し怖がっているように見えました。うちの選手には『相手の背後のスペースをしっかり狙っていこう』と言っていて、それでもし相手が背後を消してきたら、今度は当然ボールを動かすことができるようになる。その相手のベクトルを見極めていこうと言ったんですけど、それを見極め切れないまま失点をして前半が終わってしまった。
そこで後半に関しては『しっかり相手のベクトルを見ながら、動かせるところはしっかり動かす』『次の1点が大事』『相手陣内でプレーするためにはもう少し前線がいいポジションをとらなければいけない』という3点を伝えました。
そういう意味では次の1点が入れば少し違っていたのかもしれないですが、それを取れなかったというのが今日の結果だと思います」
前半の攻撃に関してはまずは背後を狙っていくというプランがあり、もしそれに対応されたらボールを動かす形にシフトしたい…という考えがあったものの、試合の流れを見極めることができなかったとのこと。
そして後半については1点を取り返すことを目的にスタートしたものの、それがうまくいかなかったためペースを奪うことが不可能だったという。
ボールを回せる新生レイラック滋賀FC。ラインメール青森相手の勝利に菊池監督が語る「新たな特徴と課題」とは
ラインメール青森はこれで勝点を伸ばせず19ポイントにとどまり、16チーム中8位となった。
このあと青森は7月7日にカクヒログループアスレチックスタジアムでティアモ枚方戦、そして14日にも新青森県総合運動公園球技場でミネベアミツミFC戦とホームゲーム二連戦を迎える。