J2第17節ベガルタ仙台vsファジアーノ岡山戦が仙台ホームで26日に行われ、岡山が4-1で大勝を飾った。今季加入したMF岩渕弘人が2点目となる決勝弾を仙台ゴールに叩き込み、長期離脱中のFWグレイソンのユニフォームを掲げた。
勝負を決めたのは岡山が誇るどん欲なゴールハンターだ。的確なポジショニングと狡猾な動き出しで仙台守備陣の視野から外れるようにゴール前に侵入した岩渕は、FWルカオが落としたボールを右足一閃。後半1分に決勝点をゴール右隅へ突き刺した。
背番号19は「クロスが入るときに中へ入ろうかなと思ったんですけど、ルカオと(早川)隼平がいて、ファーで待っていようかなと思ったら、うまくこぼれてきて枠へ行くように抑えて打った結果良かったです」と白い歯をこぼした。
岩手県一関市出身の岩渕。この日は家族や友人がユアテックスタジアム仙台に駆けつけてきた。「きょうも50人ぐらい自分の友達、親戚、親が来ていた中だし、小学校からプロサッカー選手になるという夢を与えてくれたスタジアム。絶対やってやろうという強い気持ちはありました」と思い出深いスタジアムでのゴールに笑顔がはじけていた。