かつてブラジル代表のストライカーとして活躍したロマーリオ氏は、現代のサッカーについて「選手が走りすぎている」と苦言を呈したという。

現在58歳となったロマーリオ氏であるが、今季リオデジャネイロ州選手権のアメリカで現役復帰し、選手としてプレー中。息子と同じクラブでボールを蹴っている。

『Marca』によれば、今回そのロマーリオ氏は『EFE』のインタビューに対して以下のように話し、現代のサッカーはあまりにも選手が走りすぎていると語っていたそうだ。

「現代のサッカーではみんな走りすぎているよ。我々の頃の選手はもっとテクニカルだったし、もっと知的だった。私がもし今プレーしていたら、2000ゴール以上決めることができたと思うよ。

バルセロナにいたときはみんなファンタスティックな選手で、ベンチにはヨハン・クライフという史上最高の監督がいた。

自分は常にとても率直な男だった。そして、自分が間違いなく世界一であった時代を経験した。そして常に勝利の責任と敗北の責任を背負っていた。

私は昔パーティーが好きだったが、もし現代だったらソーシャルメディアが私をダメにしていただろうね。今ではサッカー選手としてそのように生きることはできない。

なぜなら、あのグローバリゼーションやインターネット、インスタグラム、フェイスブック、そしてツイッター、それらの下らない戯言が私を破滅に追い込むだろうからね」

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現代サッカーのフィジカルを重視する方針を批判したほか、ソーシャルメディアが発達したことによって自分のようなライフスタイルを持っていた選手は潰されてしまうだろうと話したロマーリオ。

それでも今自分がプレーしていたら通算2000ゴールは決められるのではないかと話し、ストライカーとしての強烈な自信を見せていたようだ。

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