5月15日の「Jリーグの日」を前に、31年前の開幕当時話題になった「Jリーグカレー」が復刻。

当日行われる明治安田J1リーグ第14節では、試合が開催される全10スタジアムで1,000個ずつ、合計1万個の配布が予定されている(配布方法はスタジアムによって異なるとのこと)。

また、今回の復刻を記念し、31年前に大きな話題を呼んだCMの令和版として「復刻版 Jリーグカレー2024年篇」がYouTube上で公開された。

動画には、当時現役だったラモス瑠偉氏のほか、子役として登場していた“まさおくん”役の石山昌さんがお父さん役として登場。他にも、カレーの具に至るまでさまざまな部分が完全再現されている。

今回はこの再現CMに出演したラモス瑠偉氏へのインタビューを紹介する。

――本日の撮影はいかがでしたでしょうか?

最高でした。30年前のCMをまた復活させることは、すごいなと思いました。声をかけて頂きすごく光栄に思います。今回も監督さんはじめ、みなさんすごく良い雰囲気を作ってくれて、まさおも大きくなったなと。すごく楽しかったです。

――当時共演された“まさおくん”が、今回お父さん役で出演されていますが、31年ぶりの共演はいかがでしたか?

まさかこういう所でお会いできると思っていなかったので、会えてうれしいです。あの時の少年がここまで立派な大人になってうれしかったです。最高の再会でした。本当に皆さんに感謝しかないです。楽しかったです。

――撮影当時のことは思い出されましたか?

思い出します。雰囲気もすごく似ている。今日よりはすごく時間がかかって、その当時は朝から遅くまで16時間かかった。ただとってもいいCMでした。自慢じゃないけどその年のインパクトあるCMで1位をもらった。インパクトがありましたね、一度観た人が忘れられないよね。(セットも含めて再現されていて)感動しました。

――このCMは、子どもからラモスさんに“変化する”のが見どころですが、ラモスさんが感じるご自身やJリーグ(サッカー界:日本代表)の30年の変化は何ですか?

私は1977年に日本に来て、その当時はお客さんが300人、400人でした。まさかプロリーグができるなんて夢のようでした。そこで一番サポーターの皆さんの力が大きかったです。そこから私たちがドーハまで行って、日本代表がワールドカップにでるようになって、ベスト16、ベスト8とか狙っているし。いろいろな選手が海外に行くようになったり、すごい変化でしたね。

(Jリーグは)当時は10チームだった。いまは60チームもありますよね。私は47年も日本にいるけど、40年前では考えられなかった。日本がアジアで勝ったりワールドカップに行きたければプロしかないと私やいろんな選手、監督さんが思っていました。

――31周年を迎えたJリーグについて、また、今まで支えてくれた人たちに対して、一言頂けますでしょうか。

サポーターの皆さんの力はすごいですね。素晴らしすぎる。これからもやっぱりJリーグを盛り上げるのは選手たちだけじゃなくてサポーターの皆さんの力が大きいと思います。

――未来のJリーガーやファンに対して声をかけるならば、どんな事を伝えたいですか?

どのスポーツ界の未来の子どもたちにも、一生懸命にやって、いつか親孝行とか恩返しするという事と、感謝を忘れずに。あとおじいちゃん、おばあちゃんを大事に。仲間のためにやることがとても素敵なことだから、すべてのスポーツ界、支えていくのは君たちだと思う。

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ぜひ自分の夢を何やってもあきらめない、夢は叶えるものだと思います。この国を私も愛しているから。ぜひこれからも君たちで日本のスポーツ界を支えてくれよ。

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