平瀬智行(2000年シドニー五輪)

1999年11月6日 vsカザフスタン戦(3○1)

中田英寿、中村俊輔、小野伸二らを擁した黄金世代にとって“苦しい予選”は過去のもの。最終戦を待たずにシドニーへの切符を手に入れた。

本大会でエースを任されたのは高原直泰だったが、予選で大暴れしたのは平瀬智行だった。前園と同じ鹿児島生まれ鹿実出身の平瀬は、この予選で世界最多の17得点。五輪行きがかかったカザフスタン戦でも2得点を決めた。

甘いマスクでも知られた彼は、この活躍でハウス食品『バーモントカレー』のCMに出演するなど一躍時の人となった。

那須大亮(2004年アテネ五輪)

2004年3月18日 vs UAE戦(3○0)

シドニー世代と比べてタレントで劣るとされ、「谷間の世代」と揶揄されたアテネ世代。

出場権を勝ち取ったUAE戦は、この世代のエース格であり数少ないスターだった大久保嘉人の2得点について語られることが多い。しかし先制点を決めたのは今やYouTuberの那須大亮である。

この試合に勝利し、勝点で並んでいたバーレーンが引き分けため3大会連続での五輪出場が決定。前園、平瀬に続いて3連続で鹿実出身者による“英雄弾”となった。