リヴァプールで評価を上げる日本代表MF遠藤航。最近の安定したプレーぶりは、ブンデスリーガ時代に授かった称号“デュエル王”の面目躍如たる活躍だ。

今季の遠藤を最も象徴するユニフォームは、もちろんリヴァプール伝統の赤。だが、肩を並べるとまではいかないものの、緑と白の4分割デザインを使うアウェイにも遠藤の姿がよく重なる。

この4分割は1995-96シーズンのアウェイを現代的に再解釈し、少しばかりデジタル的な要素を加えてデザインしたもの。単に過去のユニフォームを再利用しただけではなく、モダンにアップデートした一着だ。

元祖であるadidas製の1995-96モデルを当時のオリジナルで入手となると、それなりに値が張る古着となるだろう。しかも決して簡単に入手とはいかない。だが、復刻版なら容易に購入が可能となっている。

Liverpool 1995-96 Away Retro Jersey

リヴァプール 1995-96 アウェイ 復刻版 レトロユニフォーム

同じユニフォームを2シーズン使うことも珍しくなかった90年代で、1シーズンのみの使用に終わった95-96アウェイユニフォーム。これは翌シーズンからサプライヤーがReebokに変更したことと無関係ではない。

色は異なるが、4分割スタイルはクラブ初期のユニフォームの再現でもあった。とはいえ、歴史を振り返れば明らかに異色デザインだが、90年代を象徴するアイコンとして人気は高い。

こちらが1995-96シーズンのオリジナル。これを見ると現在の復刻版は、右胸のサプライヤーロゴを除けば割とよく再現できているのが分かる。

この95-96シーズンのリヴァプールはプレミアリーグを3位でフィニッシュ。そして、FAカップは決勝に進むも準優勝に終わっている。

その決勝の相手は、マンチェスター・ユナイテッドだった。

1996年5月11日に行われたファイナルはリヴァプールのホーム扱いだったようだが、ユニフォームはこのアウェイを選んでいる。理由は不明だが、一つ前の準決勝アストン・ヴィラ戦で、このユニフォームを着て3-0で快勝したことが何らかの影響を与えたのかもしれない。

しかし残念ながら決勝は、エリック・カントナにゴールを許し0-1でリヴァプールが敗れている。

赤は除外!遠藤所属のリヴァプール、名門の歴史を彩る「6色のユニフォーム」

リヴァプールは7日に行われる今季のプレミアリーグ第32節で、マンチェスター・ユナイテッドと敵地で対戦する。

ユニフォームは直近の対戦となった3月のFAカップ準々決勝と同じように、4分割デザインのアウェイユニフォームを着用するだろう。その準々決勝は3-4でリヴァプールが惜しくも敗れたが、今度こそ勝利となるか注目である。

そんな今季アウェイの原点にして、90年代リヴァプールの象徴的なデザインの復刻レトロユニフォームは、クラブ公式オンラインストアで販売中だ。

現在では世界的にレアで懐かしい新品ユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。懐かしいユニフォームやグッズは見るだけでも楽しいです。

【Qoly × LFB Vintageはこちらです】

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介