かつてアーセナルでプレーしていた名MFポール・マーソン氏が、違法賭博問題に関してコメントした。
ポール・マーソン氏は1968年生まれで、現在はメディアで解説者として人気を博している人物。現役時代はストライカーやウインガーとして活躍し、1986年にアーセナルでデビューして以来12年にわたって所属した経験を持っている名選手である。
イングランド代表でも21試合に出場し、アーセナル退団後もミドルズブラやアストン・ヴィラ、ポーツマスなどでプレーして2006年までプロフットボーラーとして現役を続けていた。
2008年にアーセナルが公式ウェブサイトで行った「クラブの歴史上最も偉大な選手」投票においては26位にランクインするなど、イングランドのサッカー界では知らぬ者はいないほどの存在だ。
ただ2019年に彼はアルコールや薬物、ギャンブルにのめり込んでいた時期があることを告白し、サッカー選手のメンタルヘルスケアの必要性を訴えていた。
『Football London』や『BBC』によれば、今回ポール・マーソン氏はBBCのポッドキャストに出演し、サッカー界におけるギャンブル中毒の脅威に警告したとのこと。
「ニューカッスルのサンドロ・トナーリやブレントフォードのイヴァン・トニーが長期の出場停止を受けた。それを見てもわかる通り、人々はギャンブル依存症を深刻に捉えていないのだ。
サッカー界にはギャンブル会社からのスポンサードが溢れている。そして我々はギャンブル依存症を過小評価している。
サッカー界を荒廃させている依存症の人々に10ヶ月の出場停止処分を与えるというのは…病気と戦うために助けを求めている人に対して、それが支援になるとは思えないのだ。
『罰則は与えた。さあ、意志の力を見せろ』ではなく、リスペクトをしなければいけない。ルールを作って禁止するだけの人々に言いたい。『ではあなたが下痢になったとき、意志の力で止めてみせろ』と。
ギャンブルに関する問題は、潜在的な事実を特定することが難しいという点だ。サッカー界においても問題だ。監督が把握することは困難であるし、選手が隠すのも簡単だからだ。
朝4時まで飲み歩いている選手を見つけるのは簡単だよ。ただ、カジノや賭博で多額の金を失っている人物は、手遅れになるまでわからないものだ」
サッカー界から消滅の危機?「ギャンブル系」の最強ユニフォーム10
八百長や買収などへの関与を避けるため、サッカー選手は試合にお金を賭けることが禁止されており、発覚した場合は長期に渡る出場停止処分が課せられる。
上記のサンドロ・トナーリやイヴァン・トニーはそれぞれ10ヶ月、8ヶ月もの出場停止となり、前者はまだプレーすることができていない。