先日からイタリアサッカー界を震撼させている違法賭博事件。
ユヴェントスに所属しているニコロー・ファジョーリが法的に認められていないプラットフォームを使ってギャンブルをしていたことが明らかになり、7ヶ月の出場停止処分を受けた。
さらにサンドロ・トナーリとニコロー・ザニオーロが関与していたと伝えられており、今後この二人にも処分が課せられる可能性が高いといわれる。
サンドロ・トナーリは今季ミランからニューカッスルに加入した選手で、昨季は自身が所属していたミランの試合にもお金を賭けていたと証言したという。
代理人は彼がかなり深刻なギャンブル中毒と戦っている状況にあると告白したが、違反行為のために1年間程度の出場停止処分が課せられる可能性が高いとのこと。
そんな中『Daily Mail』によれば、サンドロ・トナーリが所属しているニューカッスルには「スタジアムの賭博広告を撤去すべき」という要請が届いているという。
それを要求しているのはギャンブル中毒者の社会復帰を支援している団体「ギャンブル・ウィズ・ライブズ」。
ニューカッスルは現在3つのオンラインカジノ(もちろん合法のもの)、「Fun88」「Sportsbet.io」「BetMGM」とスポンサー契約を結んでいる。
サンドロ・トナーリが処分までの間にニューカッスルの試合に出場したり、スタジアムを訪れた際、ギャンブルの広告を目にすることで精神的ダメージを受ける可能性が高いからであるという。
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ニコロー・ザニオーロが所属するアストン・ヴィラも含め、オンラインカジノとのスポンサーシップは一般的なものとなっているイングランド・プレミアリーグ。この違法賭博問題によって何らかの見直しが行われる可能性もあるのだろうか。