日本代表MF遠藤航が所属する首位リヴァプールは、10日に行われるプレミアリーグ第28節で2位マンチェスター・シティをホームに迎え撃つ。
文字通りの大一番を迎える両チームのユニフォームサプライヤーは、現在ではNike、adidas、Pumaなどのメガブランドという印象が強い。
その両者がプレミアリーグで同じ時期に「Reebok」のユニフォームを着ていたことを覚えているだろうか。
2010年頃を最後にサッカー界からほぼ撤退状態のReebokだが、近々欧州サッカー界に戻ってくるという噂もある。とはいえ、現在のリヴァプールやシティのサプライヤー契約獲得は極めて困難なミッションだろう。
もう二度と見られないかもしれない両者によるReebok対決。ここでは、その最初と最後をご紹介したい。
2003-04シーズン
マンチェスター・シティ 2-2 リヴァプール
2003-04シーズン プレミアリーグ第18節
2003年12月28日(エティハド・スタジアム)
シティがこのシーズンからサプライヤーを変更したことにより、12月に両チームによる初のReebok対決が実現した。
シティのホーム「エティハド・スタジアム」(当時の名はシティ・オブ・マンチェスター・スタジアム)で行われた試合は、2-2の引き分けで終えている。
両チームの同ブランドとの契約期間だが、リヴァプールは1996-97から2005-06までの10シーズン。一方シティは2003-04から2006-07までの4シーズン。つまり、直接対決が実現したのは3シーズンだけだった。
マンチェスター・シティ 2003-04 Reebok ホーム ユニフォーム
選手:スティーヴ・マクマナマン
初のReebok製ホームユニフォームは、シャドーの濃淡ストライプが美しいデザイン。2023-24シーズンのキットデザインの“元ネタ”でもある。
当時のイングランドサッカー界では、ホームユニフォームは2シーズン使用することが慣例となっていたが、このユニフォームは1シーズンで役目を終えている。
リヴァプール 2002-04 Reebok ホーム ユニフォーム
選手:スティーヴン・ジェラード
リヴァプールのユニフォームは2002-03シーズンからの継続使用。2003-04シーズンからReebokはブランドロゴマークのデザインを変更したため、シティのユニフォームとは異なる旧ロゴを付けている。
クルーネックを採用した80年代風レトロスタイルと、2002年時点でのモダンなスタイルをミックスしたようなデザインだった。