戦犯に祭り上げられた男
板倉滉
国籍:日本
所属:ボルシアMG(ドイツ)
ポジション:センターバック
大会前の負傷など万全なコンディションでアジア杯に臨めなかった板倉は不運が重なってしまった。大会を通じて普段見せる思慮深く、冷静な守備や力強い空中戦などが影をひそめてしまった。準々決勝イラン戦では終始圧倒され続け、試合終了間際に痛恨のファウルによってPKを献上してしまった。
一部では戦犯と糾弾されたが、森保一監督も「交代カードをうまく使えなかった」と言うように不調の板倉を使い続けた点が敗戦の要因となった。選手のコンディションを見極められないスタッフの落ち度もあるため、日本サッカー協会の改善が求められる。大会終了後のドイツ1部ダルムシュタット戦では好パフォーマンスを見せただけに、今後の汚名返上に期待がかかる。