アジアカップの日本代表メンバーから漏れてしまった田中碧。所属しているドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフに戻り、後半戦への準備を進めている。
ただその一方、ドイツ1部のボルシア・メンヘングラートバッハからの関心も伝えられており、この冬に移籍するという噂も流れている。
しかしながら、それはボルシアMGのMFマヌ・コネが今冬の移籍市場において退団した場合のみだとも。彼はユヴェントスやトリノ、ナポリ、PSGなどが獲得に動いているとされるが、ただ大型の取引になるため夏に取引される可能性が高いとも。
今回田中碧の去就についてフォルトゥナ・デュッセルドルフの理事は『Rheinischen Post』に対して以下のように話したという。
「田中碧にとって、フォルトゥナ・デュッセルドルフは今も昔も重要なプラットフォームなのだ。彼はここで非常に成長したからね。
次のステップのためだけにいるわけではない。彼はここでとても快適に過ごしており、自分たちの仕事に共感している。だからこそ彼はここに時間制限を設定していない。
とはいえ、なにかが起こった場合はプロとして対応しなければならない。それは我々が移籍で黒字にしなければならないということだ。田中碧もこのシナリオに当てはまる」
と、田中碧が移籍に駆り立てられてはいないこと、そして良いオファーがきたら対応しなければならないことも理事は明かしたという。
また『Bild』では「田中碧が1部リーグでプレーしたいと思っていることには変わりがない。それは日本代表のポジションにも影響する。なぜなら、彼は1部でプレーしていない僅かな選手の一人だからね」とも。
「市場には常に関心が存在し、ボランチを狙っているクラブもたくさんある。ただ、我々が必死に変化を求めているわけではない」と話し、田中碧の意思を認めながらも放出しなければならない状況にはないと語っているそう。