昨年夏にシュトゥットガルトからリヴァプールに移籍した日本代表MF遠藤航。当初はあまり出場機会が与えられず、パフォーマンスにも批判が集まった。
しかしながらその後徐々にチームにフィットし、このところは中盤の重要な存在として定着。プレミアリーグ首位を走るクラブで大きな貢献を見せている。
『OPTA Analyst』によれば、遠藤航の高いパフォーマンスは数字から見ても明らかであるという。
「カタールのアジアカップに向かう前の最後の試合、ニューカッスル・ユナイテッド戦で遠藤航は輝きを放った。
彼はわずか75分間のプレーであったにもかかわらず、リヴァプールの他のどの選手よりも多くのパスを試みた(69本)。そして63本を成功させた(91.3%)
そしてそのうち37本はニューカッスル・ユナイテッドの陣内で行ったものであり、しかもそのうち91.9%を成功させている。
また試合を通して3回のインターセプトを成功させており、それを上回ったのはアレクサンダー=アーノルド(4回)だけだった。
遠藤がいる試合といない試合での成績は顕著な違いがある。先発した8試合中6試合で勝利しており、その勝率は75%。さらに5失点しかしていない。
その一方で、彼が先発出場していない試合は12試合中7試合しか勝利していない。しかも12試合で13失点を喫している。
また、途中出場も含めて遠藤航がプレーした15試合では11試合で勝利し、34ゴールを記録し、1試合平均2.4ゴールが入っている計算となる。
ちなみに遠藤航が1分もプレーしなかった5試合ではわずか2勝で、1試合あたり1.8得点しか決まっていない」
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これからアジアカップに向かうためにリヴァプールを離脱する遠藤航。クラブにとっては非常に厳しい時間になるかもしれないが、今の遠藤であればこれでポジションを失う可能性は低いと思われる。