29日にサウジアラビアで開催予定だったトルコ・スーパーカップは、試合直前になって突如中止されることになった。

この試合はサウジアラビアの首都リヤドで開催されることが決まっており、対戦カードはガラタサライ対フェネルバフチェであった。

『Mirror』によれば、問題が発生したのは試合の数時間前であったという。

ガラタサライとフェネルバフチェは、この試合に向けて建国の父であるムスタファ・ケマル・アタテュルク氏の肖像が描かれたシャツをウォーミングアップで着用することになっていた。

トルコ共和国は今年で建国から100周年を迎えており、この試合ではトルコ国旗の掲揚、祝賀セレモニー、殉教者への黙祷、そして国歌斉唱などが行われる予定であった。

ところが、このキックオフの数時間前にサウジアラビアの当局がTシャツを問題視し、両チームに着用を禁止するという命令を下したとのこと。

そしてそれに反発したガラタサライとフェネルバフチェの両チームが「トルコの価値観を軽視した」としてプレーすることを拒否したという。

1923年にトルコ共和国を建国したムスタファ・ケマル・アタテュルク氏は、1919年から始まったトルコ独立戦争の指導者。イスラム教と政治を分離し、トルコ語をアラビア表記からアルファベット表記に変更、一夫多妻制の禁止、女性参政権を導入するなど国の近代化や民主化に尽くした人物である。

イスタンブールの国際空港やスタジアムにも「アタテュルク」の名前が残っており、トルコの歴史で最も重要な存在とされている政治家だ。

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サウジアラビアがアタテュルク氏の肖像をなぜ拒否したのかという点に関しては詳しく報告されておらず、その理由については明らかにされていないという。

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