日本代表として歴代3位となる126試合に出場した吉田麻也。
今季移籍したMLSのLAギャラクシーでもキャプテンマークを託されることがあった。
その吉田は、TOKYOFMをキーステーションに放送中の「チャレンジ&カバー」で、チームメイトの誉め方と叱り方についてこんな話をしている。
誉め方と怒り方ってすごく難しいと思うんですけど。もちろん、時と場合や人にもよるんですけど。
一般的には誉める時はみんなの前で、怒る時は個別にの方がいいらしいんですけど、僕は結構逆で。
怒る時にみんなの前で怒って、誉める時は陰で誉めるってしてるんです(笑)
なぜかというと、例えば、チームのなかでアンタッチャブルな選手っているんですよね。
その人は何やっても許されるみたいな選手を、みんなの前でしっかりとダメなことはダメだと、もっとやれと言うんですよ、あえてね。
そうすると、『こいつ、アンタッチャブルに手を出している』ってなるんですよ、周りが(笑)
そういうのって、リーダーシップを発揮する時にすごい大事になってくるんですね。
それを他の選手が評価してくれる。誰も言えないのに、こいつは言った、すげぇみたいな。
そういうのはスポーツのなかである。
でも、そういう選手に対してあれはよかったとか、若い選手に対してお前は絶対できるからこれを続けていけと、俺は期待してなかったら絶対こんなことは言わないからっていうと、割りとモテるんですよね。
これがサッカー界でモテる生き方です(笑)
あえてチームの重鎮を公然で叱ることで周囲からの評価を高めることができるとのこと。
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実際、吉田はサンプドリア時代に大ベテランのファビオ・クアッリャレッラと大喧嘩をしたこともある。
その際には「自分が間違ってないと反論できるかどうかはすごい大事。ヨーロッパだとぶわーって言われて、『あぁゴメン、ゴメン』って言ったら(自分のせいにされる)。でも、自分は絶対悪くないと思ったら、絶対戦わなきゃいけない。それをやることによって、他の選手が『あいつ、クアッリャレッラに反論してるわ』みたいな、それでリスペクトを得られるっていうのもある」と話している。