「樋口監督の前で勝ちたかった」

試合後の記者会見では、9月からレイラック滋賀FCを率いてチームを復活させた菊池利三監督が以下のように話した。

――試合の統括は

まずはこのスタジアムの雰囲気を作っていただいたヴィアティン三重の関係者の方に感謝します。

そして、水色のユニフォームを着て我々を後押ししてくれた滋賀のサポーターが沢山来ていただいたところで、勝利を見せられなかったことが残念です。

試合は立ち上がりから狙い通りでした。それで2-0というところまで持っていくことができましたが、そこから3点目が取れなかった。

試合の流れとして2-0のまま前半を終える、あるいは最後まで2-1で終われるかどうかが少しもったいなかったなと。

失点の仕方も田村選手のすごくいい裏抜けからで、警戒しているところをやられてしまった。それは少しトレーニングの不足が出てしまった。

ただ後半には『受けずに戦う』というところは体現してくれましたし、不運な形でPKは取られましたけど、そこは審判がジャッジするところです。

流れの中からは1失点しかしていないということに関して言えば、選手たちは本当によくやってくれました。

今日このピッチに連れてきた18人の選手が、我々らしさを体現してくれたかなと思います。みんな本当に1年間よく戦ってくれたと思います。

――激動のシーズンを振り返って

滋賀という場所でJリーグ参入を目指すというところでチームに加入させていただいて、選手たちが開幕戦からすごく成長してくれたシーズンでした。

最後の最後、2-0というところからの試合の終わらせ方、時間の使い方というところは少し自分に足りないところだったかなと思います。

個人的なことですが、自分がS級ライセンスを受講していたとき、横浜F・マリノスでの研修で対応してくださったのが今三重の監督である樋口靖洋さんだったんです。

思い入れのある監督さんです。当時あの場に私がいたことは、樋口さんは分からなかったと思うんですけれども。

樋口さんからは少なからず色々なものを吸収させていただきました。そういう意味では自分の個人的な成長も見せたかった、なんとか勝って終わりたかった。

ただプロスポーツは相手あってのものですし、相手も我々以上の気迫で最後にゴールへと迫ってきたところは本当に素晴らしかったと思います。