カカ

間違いなくACミランでは世界最高クラスの攻撃的MFであったブラジル代表選手のカカ。あのマヌエル・ルイ・コスタのポジションを奪い取り、イタリアの名門で若くしてその能力を遺憾なく発揮した。

そして2009年、6500万ユーロというクラブ史上2位となる移籍金でレアル・マドリーへとやってきた。まさにクラックであるという評価を受けて鳴り物入りの加入であったが、これはクラブにとってもカカ本人にとっても難しいものになってしまった。

ペジェグリーニ監督もモウリーニョ監督も彼をうまく使うことはできず、カカ自身もリズムを失って怪我に苦しむようになった。2013年にはミランへと復帰することになったが、結局レアル・マドリーで崩れたコンディションを取り戻せなかった。