「和歌山の子どもたちをJリーグに繋げたい」(加藤選手)

そして、ファジアーノ岡山からおこしやす京都AC、ザスパクサツ群馬、ヴィアティン三重を経てアルテリーヴォ和歌山へとやってきた加藤健人選手は、全社と国体を怪我のため欠場。

地域サッカーチャンピオンズリーグに向けて「チームを外から見る」という経験を以下のように話してくれた。

――KSLアストエンジカップ決勝トーナメント進出おめでとうございます。いい形で地域CLに近づけますね。

関西サッカーリーグのチャンピオンとして臨んでいる大会なので、しっかり予選リーグを3連勝して決勝トーナメントに進めるのは良かったと思います。

――リーグを終えてからの1ヶ月半はいかがでした?

僕自身は怪我をしてしまって国体と全社に帯同できなかったんですけど、本当にチーム一人ひとりが役割を全うしていました。

全社では準優勝という結果を得られましたし、自信も高まったと思うので、これを地域チャンピオンズリーグに生かして今年こそ必ずJFLに昇格したいです。

――外からチームを見ていた経験も、それはそれで貴重だったのでは?

そうですね、これまでそれほど外から見る経験はなかったので。本当にみんな逞しかったですね。

全社の5連戦は映像で見ていたんですけど、誰一人力を抜かずにチームのために走って、逞しくなったと思います。誰が出てもいい状態にあるので、チーム力で上がっていきたいです。

――昨年とはどんな違いがありますか?

チーム内で話す機会が多くなりましたね。しっくり来ないことがあっても、話し合いをすることで次に向けて選手同士で改善ができるのが今年のいいところですね。

そこが結果に繋がっているんだと思います。

――地域CLでは去年の全社で戦ったBTOP北海道と同じグループですね。予選リーグのイメージは?

BTOPさんは去年の全社ベスト8で対戦して、PK戦で負けてしまったんです。後ろからビルドアップしてくるいいチームだと思うので、僕たちは後ろでしっかり守るのか、前からプレスをハメていくのか、しっかり話し合って臨みます。

地域CLに出てくるチームはどこもかなり力があると思うので、負けずに僕たちもやっていきたいです。

僕たちが和歌山に一日でも早くJFLのチームを作って、子どもたちのためにJリーグへと道を繋げていけるように。今年こそ絶対に昇格したいと思います!

――ありがとうございました!楽しみにしています。

アルテリーヴォ和歌山が戦うのは滋賀会場での3試合。10日は福井ユナイテッドFCと、11日はジョイフル本田つくばFCと、そして12日はBTOP北海道との対戦だ。キックオフはすべて午前10時45分となる。

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その試合はすべてYoutubeで放送される予定となっており、全国から無料で視聴することができる。JFLへの道を歩むチームたちの過酷な3試合を見逃すな。

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