自分で会社を興して大きくしたらサッカーチームを持ちたい、サッカーチームをスポンサードしたい。そう考える人たちは少なくないだろう。
しかし、実現できるのはほんの一握りだ。
今回紹介する株式会社ネットプロテクションズはその夢を体現し続けている会社の1つ。
NP後払いサービスを提供する同社は、2020年よりFC今治と「次世代育成パートナーシップ」を締結、手を取り合って活動をしている。
企業にとってサッカーチームをスポンサードしても直接利益を生むわけではない。それでも、サッカーチームをスポンサードする意味はなんなのだろうか?
ネットプロテクションズの木原氏に話を聞いた。
(Qoly編集部、以下略)――まずは、「ネットプロテクションズ」という会社についてお伺いさせてください。NP後払いサービスが有名ですが、説明を改めてしていただいてもよろしいでしょうか?
(木原氏、以下略)簡単にご紹介させていただきますと、2002年から後払い決済サービスを提供している会社になります。
もう20年以上続けている会社ですが、なかなか「後払い決済サービス」って言葉がわからないと言われてしまうこともあるんです。
簡単にいうと、クレジットカードを持っていなくても、商品を手にした後にお支払いが安心してできるサービスです。
――私はコンタクトを買う時などに便利に使わせていただいております。ネットプロテクションズさんはFC今治のチームスポンサーを務めています。なぜ、そのようなスポーツと関係のない東京の会社が四国のチームをサポートするに至ったのでしょうか?
弊社の社長である代表の柴田とですね、FC今治の岡田武史さんの関係があったところが最初のきっかけです。
会社のミッションとして「つぎのアタリマエをつくる」を掲げる中で、(サッカーとビジネスという違いはありますが)FC今治さんとの共通点を見出したからです。
例えば、我々の会社の特徴は社員の平均年齢が30歳ぐらいの会社ですが、若いメンバーが主体的に働いていくというコンセプトでやっているところと、岡田さんがコンセプトされている「主体的な選手を育てる」とか、「今治(地域)との関係を作っていく」っていうようなところですね。