クリスティアーノと初めて会ったのは僕が8歳の時だ。彼は11歳でスポルティングにやってきて、マデイラ島でのトーナメントに一緒に行ったよ。
僕たちは一緒に楽しい時間を過ごした。当時はサッカーがそれほど重要なものではなかったからね。
ただ、クリスティアーノはいつも努力家で、献身的で、常に最高になりたいと思っていたことはよく覚えている。
いつもあんな感じで、負けた時はとても動揺していた。その努力が彼を今の地位に導いたんだ。
すでに彼がサッカーを続けなければならない理由などない。しかしそれでも一番になりたいと思い続けている。彼はできる限りすべてのものを勝ち取った。何も残っているものはないのにね。
彼自身も、このような未来が待っているとは思っていなかっただろう。優れた選手になるとは信じていたが、あのようなレベルになるとは信じられなかった。
ロナウドと再びプレーしたいか?いいや、正直に言えば二度とやりたくないよ。僕は2回の膝の手術を受けた。怪我をすると分かっているから、ピッチに入るのも怖い。
もちろん彼に誘われたら行くよ。ただ彼が僕のことを覚えているのかどうかわからないね。
最後に彼と話してから長い時間が経った。すでにそれぞれ違う人生を送っている。彼には彼の、僕には僕の人生がある。
ただどこかで再び彼に会ったなら、また昔のように話すことになるかもしれないね」
【関連記事】覚えてる?ロナウドがユナイテッドで初出場した試合、伝説のスタメン11人
ともにスポルティングの下部組織で天才だと評価された選手であったが、プロの世界では明暗が大きく分かれていった。ファビオ・パイムはその理由を「努力の差」と感じているそうだ。
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ