古橋亨梧
先発フル出場したトルコ戦はおそらく古橋の代表キャリアで最も持ち味を発揮できた試合だろう。それだけにノーゴールという結果は痛恨だった。
久保建英や伊東純也のスルーパス、前田大然のクロスなどいくつもの決定機を得ながら、相手の寄せに屈しボールをゴールマウスに入れることができず。
守備面でも、久保と基本的に縦や横の関係だったためプレッシングの量だけでなく寄せ方や立ち位置の質の差が目に付いた。普段プレーしている環境の違いは否めない。
近いタイプの上田綺世がドイツ戦で攻守における成長を見せたことを考えると、今回のFW4人で今後「誰を外すか」となった場合、最初に古橋の名前が挙がる可能性は高い。
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それを回避するためには、とにかくゴールが必要。以前も書いたように「一度のチャンスでも決めきること」が古橋には求められる。