一人目は両国ともに成功。そしてフランスの二人目のキングスレイ・コマンが失敗し、その後にパウロ・ディバラが蹴ることになった。
パウロ・ディバラ
「エミリアーノ・マルティネスから言われていたんだ。『相手の誰かがPKを外したら、その後のキックは真ん中を狙わなきゃいけないんだ』と。
リードしたかった状況だけど、ゴール中央を狙うことにしたよ。とにかく毅然と、冷静にね」
ディバラのキックはまさにその通りのゴール中央にコロコロ転がしたもの。ウーゴ・ロリスが早く動いたため、狙い通りに成功した。
これによってリードを奪ったアルゼンチンはそのままPK戦で勝利を収め、アルゼンチンに世界王者のタイトルをもたらしている。
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ただ、ディバラはドーピング検査のためにその喜びの場にはいられなかったようで、ロメロとともに悲しんでいたという。