大迫がマタと化学反応を起こす可能性

マタの加入により大迫との化学反応を起こす可能性がある。

大迫は今季リーグ戦25試合19得点4アシストと得点ランキングトップに立っている。リーグ屈指のフィニッシャーとして活躍する一方で、チャンスメイカー役も兼任している。

大迫は身体能力に優れたストライカーは非凡なフィジカル、絶妙なバランス感覚でボールをキープし、マークを引き付けた状態からライン間でボールを受けてから精度の高いラストパスでチャンスを演出するなどチャンスメイカーとしても素晴らしい才能を見せつけている。

ただフィニッシャーとして専念させられない点やチャンスメイカーを兼任することで、大きな負担を強いている。

そこでチャンスメイカーとして優れた実績を持つマタが加入すれば、大迫はフィニッシャーに専念できる。これにより背番号10の負担軽減とマタの精度の高いパスとアイディアによって、より多くの得点機会に集中することができる。

また、マタは堅守速攻型の選手と相性がいいため、並外れたスピードを持つFWパトリッキ、無尽蔵の走力を持つFW武藤嘉紀、ドリブルでの単独突破を期待できるMF汰木康也と、ワイドアタッカーの特徴に合わせたパスの供給や連係のかかわり方で攻撃をより活性化できるだろう。

そしてDF初瀬亮やDF酒井高徳の両サイドバックとのビルドアップやパスワークで攻撃の流動性を形成できる可能性も秘めている。

余談になるが、小説家の村上春樹さんを愛読するマタにとって神戸は特別な町だろう。なぜなら村上さんの処女作「風の歌を聴け」は神戸を舞台に書かれているからだ。

ハルキスト(村上春樹さんのファン)としても縁が深い街であり、同じ関西圏のセレッソ大阪には盟友の香川真司が所属しているため再会の可能性もある。マタにとって神戸は理想的な街になるかもしれない。

マタが神戸に加入すれば、現状の堅守速攻スタイルをより高いステージへと導くことができるかもしれない。

ワールドカップ、UEFAチャンピオンズリーグ、欧州選手権を制したクラックは、新天地ではどのような結果をもたらすのだろうか。

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