また、キャプテンを務めている38歳のベテランDF尾崎瑛一郎も、チームの変化について以下のように話している。

尾崎瑛一郎

「去年からで言えば、積み上げてきている部分が多いと思います。質の部分、攻守の切り替えの部分。もちろんそこはコーチや監督が求めているところなので、もっと高いレベルのところまでやらなければいけない。

昨年よりは失点が少なくなっている部分もあります。守備、そしてGKのスギ(大杉拓也)もものすごく貢献してくれていますが、前線も含めて全体的にディフェンスの意識が高い。

(ベテランが増えたことで尾崎選手の負担も減ったのでは?)それが、意外とそうでもないんですよ(笑)。

押谷に大石、スギと3人ともキャラも性格も違いますけど、僕よりもすごい経験をしている選手たちです。若い選手に刺激を与えてくれている状態ですし、間に入って話してくれたりもします。

そういう気楽に接することができる部分がね、僕とは違うものがあってすごくいいなと思っています(笑)。

ただそれだけではダメで、締めなきゃいけないところはちゃんと締めていく。達成しなければいけない目標があるなら、甘さや緩さ、現状で満足するという気持ちはいけない。そういう厳しさについては僕が出せればいいなと思っています(笑)」

開幕前の新体制発表会では、押谷祐樹が「尾崎さんが怖いと聞いている」と話して話題になった。

尾崎瑛一郎と他のベテラン選手の個性がうまく融合することで、若手も含めたいい雰囲気が作れているのかもしれない。