2月26日に行われた京都FAカップ2023の社会人代表決定トーナメント一回戦。東寺ハウジングフィールドで行われた試合に直撃取材した。

この大会は京都府の天皇杯予選で、京都府リーグと関西サッカーリーグを戦っている社会人チームの中から2つの代表を選出するものだ。

決勝ラウンドは、府リーグのチームで争われた1次ラウンドを突破した3チームと、関西サッカーリーグを戦う3チーム、合計6チームで争われる。

この日行われたのはその1回戦で、対戦カードはスフィーダFC対ウラノス、京都紫光クラブ対マッチャモーレ京都山城。

試合は2つともゴールの奪い合いとなり、前者は3-2でウラノスが勝利、そして後者は4-3でマッチャモーレ京都山城が勝利を収めた。しかもどちらも逆転での突破とあって、非常にエキサイティングな2試合となった。

そして、3月5日には京都FAカップの社会人代表決定戦が予定されており、ウラノスはおこしやす京都ACと、マッチャモーレ京都山城はASラランジャ京都と対戦する予定となっている。

ウラノスの川田浩平選手は試合後、おこしやす京都ACとの試合に向けて以下のように語ってくれた。

川田浩平

「(次はおこしやす京都戦ですね)

すごく強いチームで前回も負けていますし、小学校で一緒にサッカーをしていた大川太嗣選手がいるので、どうしてもそこまでは行きたかったんです。本当に勝ててよかったです。

(アマチュアで戦い続けるモチベーションとは?)

仕事もやりながらですけど、社会人になってからはなかなか『熱い』気持ちにはなれないものです。

その中で、高いモチベーションを持って、サッカーを通して熱い戦いができるというのが、自分にとってはプラスになると思っています。

自分が点を取ったとき、試合終了の笛が鳴ったときに相手よりも多くの点を取っているときというのは、最高の瞬間ですね。

天皇杯についてはまだ考えられていないですけど(笑)、目標にしていたおこしやす戦までは達成したので、あとはみんなで楽しく、できる限り食らいついて行きたいと思います!」

また、古巣でもあるラランジャとの試合に望む今田温稀選手(マッチャモーレ)は、この大会への想いを以下のように語っていた。

今田温稀

「ラランジャは3ヶ月という短い時間でしたが、関西リーグでサッカーができるという経験をさせてもらいました。マッチャモーレで成長した自分の姿を見てもらいたいなと思います。

(社会人サッカーの醍醐味とは?)

自分も学生のリーグを経験してから社会人に移行してきたんですけど、学生はその1部リーグまでだと思うんですが、社会人サッカーは関西リーグからJFL、J3へと上がることができる。

『まだまだ上まで行ける』というところが、醍醐味なのかなと思います。

(天皇杯とは?)

あそこでサッカーできるのかと思うとめちゃくちゃ楽しみなので、勝って本大会に出たいと思います!」

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京都FAカップの社会人代表決定戦は、3月5日の日曜日に今回と同じ東寺ハウジングフィールド(西京極補助競技場)で行われる予定となっている。

ウラノス対おこしやす京都ACは午前11時から、マッチャモーレ京都山城対ラランジャ京都は14時からキックオフとなる。

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