現在クラブの買収話が進んでいると言われているマンチェスター・ユナイテッド。
カタールの億万長者であるシャイフ・ジャーシム・ビン・ハマド・アル・サーニー氏、あるいはINEOS創業者のジム・ラトクリフ氏が買収の候補と言われており、世界屈指のセレブが経営を引き継ぐ可能性が伝えられている。
もちろん、それが実現すればマンチェスター・ユナイテッドにはかなり大きな資金が注入されると予想されているが…。
ただその一方、イングランド・プレミアリーグでは今季6億ポンド(およそ1024.9億円)の投資をしながら12位と低迷しているチェルシーという存在も。
『Daily Mail』によれば、そのチェルシーと対戦したマンチェスター・ユナイテッドのエリック・テン・ハフ監督は以下のように話し、投資は戦略あってこそ機能するものだと説いたという。
エリック・テン・ハフ
「正しい戦略がなければ、お金はうまく働かない。
現時点では、このプレミアリーグには優れた選手、優れた指導者、そして多くのお金が集中している。それが素晴らしいコンペティションにしてくれている。しかし、それと同時に厳しくタフなものでもある。
正しいことをしなければならない。お金はあるかもしれないが、それを賢明な方法で使わなければならないのだ。そしてその背後には戦略が必要だ。
そうしなければ、お金がいくらあっても機能することはない」
【関連記事】この3年で「最も金を使ったクラブ」TOP5。チェルシー、ユナイテッド、シティ…
マンチェスター・ユナイテッドは25日に行われた試合でそのチェルシーを4-1と撃破し、チャンピオンズリーグへの出場権を獲得することに成功。
一方でチェルシーは今季16敗目で12位に沈んでおり、そのエリック・テン・ハフ監督の解説の正しさを証明するような結果となっている。