半年で終わった鈴木優磨と上田綺世の最強2トップ

鈴木は、2022年1月に鹿島へと復帰した。

2018年のAFCチャンピオンズリーグでMVPに輝き、翌年夏にシント=トロイデンへ移籍。2020-21シーズンに17ゴールを記録し、ステップアップを目論んだ。

しかし移籍期限の最終日に交渉が破談。一転して5大リーグへの移籍を諦め、古巣・鹿島に骨を埋める覚悟で復帰した。

その当時の想いについては、鈴木の実のお兄さんである鈴木翔大(現鹿児島ユナイテッド)がQoly(コリー)のインタビューで教えてくれている。


(動画 12:12~)

昨シーズンの前半戦は、鈴木と上田綺世との2トップがJリーグで猛威を振るった。

もともとクリスティアーノ・ロナウドに憧れた鈴木だったが、この頃は「(カリム)ベンゼマがフォワードとしての原点にして頂点」と語り、FWでありながらゲームメイクまでこなせる選手を理想としていた。

さらに上田のストライカーとしての能力に感嘆し、1.5列目のサポート役にまわった。これが最高に機能し、鈴木のキャラクターもあって毎週Twitterのトレンドにあがるほどだった。

しかしこの最強コンビは、上田の欧州移籍によってわずか半年で終わってしまう。