25日、久保建英が所属しているレアル・ソシエダは敵地に乗りこんでレアル・ベティスと対戦した。
チャンピオンズリーグ出場権を争うチーム同士の対決とあって注目されたものの、お互いにゴールを奪うことはできず0-0のスコアレスドローとなっていた。
そしてフル出場した久保建英は試合後、インタビューに対して以下のように語っていた。
「大きな勝ち点1、引き続き勝利を目指す」#RealBetisRealSociedad | #AurreraReala pic.twitter.com/9MBKsN2NIU
— レアル・ソシエダ 🇯🇵 (@RealSociedad_JP) April 26, 2023
勝点1を獲得できたことをある程度納得しなければならないと話しつつ、残りの7試合でできるだけの勝点を獲得してチャンピオンズリーグ出場権を獲得したいと示した。
ただ『Marca』が伝えたところによれば、久保建英とメディアの間にはこんなやり取りもあったそう。
レアル・ベティスが本拠地としているセビージャでは、4月23日からフェリア・デ・アブリルという春祭りが6日間にわたって行われている。
バレンシアの火祭りやパンプローナの牛追い祭りと並び、スペインの3大祭りとして扱われている一大イベントである。
試合が行われたのはその真っ只中であったこともあり、インタビュアーから「このあと祭りに繰り出す時間はあるかい?」と聞かれると、久保建英は以下のように答えていたとか。
久保建英
「(祭りに行く時間はある?)
僕たちの心はすでに次のオサスナとの試合に向けられているよ。
我々の気持ちはすでにここにはない。パンプローナでの戦いにあるんだ。今夜はここに泊まるが、そのようなことはない。僕たちはナンセンスで馬鹿げたことをするためにここにいるわけじゃない。
いや、無意味なことではなかったね。大きなイベントだ。
失礼なこと、無礼なことを言うつもりはなかったんだ。ただチームとして、我々はそのようなことを受け入れるつもりはない」
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馬鹿げたことというのは春祭りを指した言葉ではないよ…とセビージャの人々に対して気を使ったコメントをしたという久保建英。悔しい結果のあとで感情的には昂っていたはずだが、スペイン屈指のイベントを尊重していたようだ。
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